レーシックは失敗例などが少なく失明という報告がほとんどない素晴らしい施術ですが、レーシック施術後の合併症として、ドライアイの報告があります。
ドライアイというのはコンタクトレンズを装用している人にも起こる症状ですが、とても辛い症状です。
ドライアイの症状としては目がごろごろして異物感がある、またショボショボして目を開けているのがつらい、熱い感じがする、そして充血などが挙げられます。
このような症状がレーシック後の合併症として起こる場合があることも理解が必要です。

レーシック施術後、ドライアイとなる方の場合、だいたい1週間から2週間くらい、ドライアイの症状が起き、特に朝起きたとき、その症状を強く感じるといいます。
レーシックを受ける前からドライアイだったという方の場合、一時的に悪化するという事もあるので、一応、医師にドライアイであることを伝えておくといいでしょう。

レーシック後の合併症として1週間から2週間程度ドライアイになるというのは一般的ですが、術後数か月、こうしたドライアイに悩まされてしまう長期的なドライアイの方も稀にいます。
目という部分、特に角膜というのはとても敏感な部分で、知覚神経が存在しています。
レーシックを行う場合、フラップを作成しますが、角膜神経が寸断されることによって角膜の知覚が低下し、そのことによってドライアイになります。
こうした状態になると3ヶ月から半年くらいドライアイの症状が継続する場合があります。
ただ、長期とはいえ一過性のものなので、長くても半年くらいすれば元の状態に戻ります。

ドライアイの治療には通常、点眼による治療を行いますが、この点眼による効果が出ないという場合は、涙点プラグを行います。
強いドライアイが術後起きると予測できる場合、術中の最後にプラグを挿入しておくという場合もあります。
涙点プラグというのは涙の流出口にプラグを差し込み、目の表面に涙がたまるようにする方法です。